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どんな病気?
大きさが1cm以下の小さな癌のことを微小癌と言います。その多くは乳頭癌です。
甲状腺の検診が普及し、人間ドックでも超音波で甲状腺を調べる施設が増えたため、これまで見つかりにくかった微小癌が多く見つかるようになりました。
この微小癌を発見したら、直ちに手術すべきか否かについて、神戸の隈病院で詳細な臨床研究がおこなわれ、乳頭癌の微少癌は多くの場合進行しないか、たとえ進行してもその速度が極めて遅いために、発見してもすぐ手術が必要ではないことが分かりました。
当院では、全てのデータを開示して、手術をすぐに受けるか、手術を受けずに経過を観ていくかは、患者さんに決めていただいています。
ただ、微小癌が反廻神経の喉頭入口部の近くにあり、将来、超音波検査では正確な情報が得にくくなることが考えられる、一部でも浸潤が疑われる、明らかなリンパ節転移がみられる場合は手術を受けることを勧めています。
経過観察
‘癌です、すぐ手術を受けないといけない’と告げられた患者さんは、突然の宣告にてトラウマを受けていることが多いので、慎重なケアが必要になります。
そうでもない場合は、3〜6ヶ月毎に超音波検査で慎重に経過をみています。
これまで、経過観察中に浸潤像がみられ、手術を勧めたのは1例です。
数年から最長14年も経過をみていますが、多くの場合、超音波でみるかぎり癌が増大、ないしは悪化することはありません。
今後
もし、腫瘍が大きくなったり、リンパ節への転移が疑われるなど、癌の進行が疑われる場合は手術を勧めます。
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