甲状腺について  甲状腺の手術  良性腫瘍の手術

   良性腫瘍の手術

目的
 経過観察とするには、頸部の圧迫感や飲み込む時のつっかえ感などの症状が悪化したり、良性とする根拠が得られない時には、腫瘍を摘出(取りだすこと)して詳しく調べます。

対象
  • 甲状腺に多数の腫瘍ができて増大し、気道の狭窄が悪化する傾向のみられる場合。
  • 吸引細胞診で癌でないと云えない場合。これは濾胞腺腫にみられることなので、その項を参考にして下さい。
  • 甲状腺ホルモン剤による抑制療法や経皮的エタノール注入療法をおこなっても増大してくる場合。
  • 美容上の観点から摘出を希望する場合。
    などを基準にします。
    大きさについては、6cm位まで大きくなっても、なんの症状もみられないことがしばしばです。よって、一概に‘4cm以上は手術を要する’と決めていません。

手術の分類
 腫瘍を含めた甲状腺組織を切除(切り取る)します。多くの場合、腫瘍は甲状腺の片側にありますので、その側を取る手術(甲状腺葉切除術)になります。
 ただ、腫瘍が両側にまたがっていたり、多数の腫瘍で正常甲状腺組織があまりみられない時は、甲状腺亜全摘術や全摘術をおこなうこともあります。

麻酔について
  バセドウ病の手術を参考にして下さい

術後
  腺腫様甲状腺腫は、残した甲状腺に再度腫瘍が発生することが少なくありません。
甲状腺亜全摘術や全摘術の術後は甲状腺ホルモンによる補充が必要になります。
Copyright(C)2006 Okinawa Kaisei Clinic All Rights Reserved.