甲状腺について  甲状腺の手術  悪性腫瘍の手術

   悪性腫瘍の手術

目的
 乳頭癌や濾胞癌など‘比較的たちの良い癌’や髄様癌などの場合、手術をおこなって腫瘍を摘出することが基本です。ただ、微小癌はこの限りではありません。

対象

 手術による治療を希望しない方を除いた、外科的に摘出可能な全ての甲状腺癌。


癌の違いによる手術の違い
  • 最も多い乳頭癌では、乳頭癌のある部位、個数、甲状腺内や周囲リンパ節への転移の有無、反廻神経への浸潤の有無、気管浸潤の有無や血管内の腫瘍塞栓の有無などで手術の方法が少しながら変わります。
    ただ、甲状腺の切除術と頸部のリンパ節の郭清術が基本です。
    甲状腺の切除は大きく分けて、葉切除(甲状腺左右のいずれか)、亜全摘術(一部を残す)ならびに全摘術(全てをとる)ですが、そのいずれかを選択します。
    これに、頸部リンパ節の郭清術、頸部の大きな静脈(内頸静脈)を残す郭清術か大きな静脈も一緒にとる郭清術のいずれかを選びます。だいたい、このような手術で治せますが、一部は血管を付け替えたり、気管に穴を開けたりしなければ治せないこともあります。
  • 濾胞癌では、甲状腺の切除術が基本ですが、甲状腺の全摘術が必要なこともあります。
  • 髄様癌で、遺伝性の場合は必ず甲状腺を全摘術し、リンパ節の郭清をします。

術後
 手術だけで充分とはいえませんので、定期的な経過観察は必要ですし、甲状腺ホルモン剤によるTSH抑制療法も必要です。
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